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日本とアルゼンチンでの宇宙線の到来頻度の違い

日本とアルゼンチンの間で宇宙線到来頻度を比較して、地磁気や高度といった地理的条件による違いを分析している。アルゼンチンの学校とのミーティングは月1回程度で、検出器の使い方や解析方法、測定データの確認など行なっている。

背景

・私たちは主に、アルゼンチンの宇宙線データの地磁気による影響を調べようとした。

・その理由としてアルゼンチンが南大西洋異常帯に属していて日本と地磁気の様子が大きく異なることがあげられる

・南大西洋異常帯とは、地球の磁場が非常に弱い場所のことで、ブラジル上空が一番弱いことが知られている。下の写真は地磁気の強さを色で表していて、青が一番弱く、ピンクが一番強くなっている。この図を見ると、アルゼンチンでは地磁気が非常に弱いことが分かる。このようなことが起こる原因として地軸と地磁気軸がずれていることがあげられる。また、地磁気が弱いため宇宙線が入射しやすく宇宙線の量が増えることも知られている。

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引用元:DTU Space, Division of Geomagnetism https://www.space.dtu.dk/

実験方法

①日本の3か所(東桜学館、米沢興譲館、天元台)で

横軸:高度(km)、縦軸:一分間当たりの宇宙線到来頻度数のヒストグラムを、グーグルコラボラトリを用いて作成した。

②このグラフに、アルゼンチンの高度をコードに打ち込めば「予測」としてのアルゼンチンの一分当たりの到来頻度数が出るはずである。P

③私たちは「実際」に計測したアルゼンチンのデータを持っている。その「実際」のアルゼンチンの一分当たりの到来頻度数と②の数を比較する。

→それには多少の誤差が生じるはずであり、それが「地磁気による影響」だと私たちは仮定した。

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